中身なき政党の中身なきタレント候補者 ~ 立民党に鉄槌を下せ!

 参院選の公示から一週間が経過し、夏の戦も残り10日たらずとなった。各党は主力級を全国各地に振り、なりふり構わぬ舌戦を繰り広げている。私の選挙区に主力級が来ないと言うことは、この選挙区の大勢は既に決まっているのかと訝ってしまうのだが、昨日帰宅時に駅前で「志位和夫、来る」のノボリを見つけ、げんなり感を味わうこととなった。

 さて、選挙のたびに話題に上るのが、各党が繰り出す客寄せパンダ、タレント候補者である。タレントといっても、芸能人ばかりではなく、元スポーツ選手なども含まれるのだが、そういう候補者をひっくるめてタレント候補者として考えれば、各党の姿勢や思惑が見えて来る。

 自民党は控え目だ。モータースポーツファンである私個人的には、F1でも活躍した元レーサーの山本左近氏に頑張って欲しいのだが、厳しい選挙戦を戦っているようだ。タレント候補者といっても、政治家としてそれなりに実績がある山東昭子、丸川珠代両名は、タレントという属性は外して、政治家として見るべきだろう。橋本聖子しかりである。

 一方、タレント候補の知名度をフルに活用しようとしているのが、枝野率いる立憲民主党だ。この党は、まことに節操がない。タレント候補者を挙げれば、漫才師のオシドリマコ、筆談ホステスの斉藤里恵、格闘家の須藤元気、フリーアナの安田真理など、お茶の間受けしそうな顔をそろえ、多様性などというエクスキューズで公認を正当化しようとしている。

 そして、最も注目度の高いタレント候補が、元モーニング娘。の市井紗耶香だ。この市井、初っ端から「尊敬する政治家は蓮舫」と口走り、走り出しから相当な反感を買った。出馬会見では政策に関する質問に沈黙してしまい、同席していた陳さんは「彼女は姿勢がいい」と、意味不明のフォローで、有権者の多くは失笑した。

 立民党のサイトに、市井のインタビューが掲載されている。我慢して読んでみたが、内容はほとんどない。テレビのワイドショーで、したり顔して社会派ぶるコメンテーターが述べる評論の劣化コピーを読んでいるようで、問題点の列記のみでインタビューは終わる。そして出て来るのが、「子育てをしている」という、世間一般にみられる母親を特別のアピールに変換するトリックだ。例えば、テレビに出て来る芸能人のコメンテーターが、お茶の間感覚とその代弁と定義されているように、お茶の間感覚のまま政治を志すという姿勢だ。こんなもの、多様性でも何でもない。政治をナメているとしか思えない。

 市井はインタビューでこう語っている。

政治の場で意見をはっきり述べる女性が増えれば、ほかの女性たちが日常的に意見を発信しやすくなる期待もあります。今は女性が意見を発信すると、SNS上で誹謗中傷を受けることも多く、発言には大きな勇気が必要です。わたしは勇気を持って一歩踏み出した。それが他の女性たちの勇気につながれば良いなと考えています。

 全然違う。「女性が意見を発信すると、SNS上で誹謗中傷を受ける」というのは正しくなく、女性だからという理由で誹謗中傷を受ける現象を、私は知らない。もしこれが市井本人のことを言っているのなら、それは女性だからではなく、中身がないからだろう。少なくとも彼女は、政治を語っていない。

 立民党は、他にも、過去のイタい発言などが発掘された、かなりブラックな塩村文夏や、一夜漬けで覚えたつもりの政策も言えない安田真理など、有権者を馬鹿にしているとしか思えない候補者を擁立している。この党には、いわゆる「身体検査」などはない。だが、「政権を奪取する可能性がないから、誰でもいいから擁立」などと言う政治姿勢は、程なく有権者に見透かされることになるだろう。

 この有権者をナメくさった政党に、世論は厳しい審判を下すべきだ。

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